【オークス/脚質傾向】桜花賞馬の“ポジション”に注目 「優勝候補は4角7番手以下の馬」

22日に東京競馬場で開催される第83回オークス(GI、芝2400m)のデータを紹介する。

桜花賞を7番人気で制したスターズオンアース、同2着のウォーターナビレラ、同4着からの巻き返しを狙う2歳女王・サークルオブライフ、チューリップ賞勝ちのナミュールらが出走予定。

ここでは過去10年データから、予想のヒントになる「脚質傾向」を分析していく。

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■3年連続で4角7番手以下が差し切り

過去10年、逃げ【0-0-0-10】、先行【1-4-1-31】、差し【6-4-9-63】、追込【3-2-0-44】。逃げは一度も馬券に絡んだことがないどころか、掲示板にも載ったのもわずか2頭と厳しく、先行【1-4-1-31】という数字からも差し・追込優勢なのが見て取れる。

昨年は道中、中団より後方に待機していた馬が上位を独占。逃げたクールキャットは14着に敗れ、2番手のステラリアも13着。これを追いかけた1番人気のソダシは8着と完敗した。

理想のポジションは【8-5-5-95】の4角7番手以下で、昨年1着のユーバーレーベンは4角8番手、20年1着のデアリングタクトは同13番手、2019年のラヴズオンリーユーは同10番手と、3年連続でこれに該当する。

一方、4角4、5番手の好位追走も2、3着に残るケースも見られ、昨年は例外だったが、2020年は7番人気2着のウインマリリンが4角4番手、13番人気3着のウインマイティーも同4番手。2019年は12番人気2着のカレンブーケドールが4角4番手、2番人気3着のクロノジェネシスは同5番手だった。

データ上、優勝候補は差し・追込となるが、2、3着候補は先行となる。今年は脚質が安定していない馬が多いなか、後方待機が予想されるサークルオブライフナミュールは脚質傾向から巻き返しの余地あり。一方、桜花賞は追い込んだとはいえ、元来は好位差しのスターズオンアース、同2着のウォーターナビレラは2、3着までと判断する。

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文・SPREAD編集部

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