中国製薬大手シノバック、チリでワクチン工場起工式

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中国製薬大手シノバック、チリでワクチン工場起工式

12日、起工式であいさつするチリのサラサル科学技術イノベーション相。(サンティアゴ=新華社配信)

 【新華社サンティアゴ5月14日】中国製薬大手の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)のチリ法人、科興控股(智利)はこのほど、同国首都圏州のキリクラでワクチン工場の起工式を行った。完成後のワクチン生産能力は年間5千万回分を見込む。

中国製薬大手シノバック、チリでワクチン工場起工式

12日、起工式であいさつするチリのサラサル科学技術イノベーション相。(サンティアゴ=新華社配信)

 同社の姜徳玉(きょう・とくぎょく)総経理によると、会社の登記・設立は昨年9月10日で、投資総額は1億ドル(1ドル=約129円)、工場の敷地面積は2万1千平方メートルを超える。工場では、ワクチンの充填と生産を行う。主要製品は新型コロナウイルスワクチン、A型肝炎ワクチン、インフルエンザワクチンなど。姜氏は式典でのあいさつで「チリのワクチン産業化を実現する助けになる」とした上で、チリと中南米の人々により多くの公衆衛生製品を提供し、命と健康を守っていきたいと述べた。同社では運営システムの構築や現地従業員の採用、共同研究開発、技術者の研修などを徐々に進めているという。

中国製薬大手シノバック、チリでワクチン工場起工式

12日、起工式であいさつする科興控股(智利)の姜徳玉(きょう・とくぎょく)総経理。(サンティアゴ=新華社配信)

 チリのサラサル科学技術イノベーション相もあいさつに立ち、チリと中国の科学界の協力は著しい成果を上げ、シノバックのチリワクチン工場プロジェクトの実現を促したと指摘。チリで約20年間中断していたワクチンの生産が再開したことは戦略的意義があり、チリ経済の多元化を増進するだけでなく、中長期的な知識と科学技術産業の交流も促進すると語った。

中国製薬大手シノバック、チリでワクチン工場起工式

12日、起工式であいさつする科興控股(智利)の姜徳玉(きょう・とくぎょく)総経理。(サンティアゴ=新華社配信)

 シノバック製ワクチンは同国で昨年2月に始まった大規模な新型コロナワクチン接種に使われており、同国での累計接種回数は2600万回を超えている。