電動キックボードの安全利用呼びかけ 事業者と神奈川県警、横浜で講習会

電動キックボードの安全な乗り方について説明を受ける受講者=14日午後、横浜市西区のドックヤードガーデン

 国内で普及が進む電動キックボードの利用方法を周知する一般向けの講習会が14日、横浜市西区のドックヤードガーデンで開かれた。受講者は、乗車する際の交通ルールや安全な乗り方を学んだ。

 講習会は、同区のみなとみらい21地区などで電動キックボードのシェアリングサービスを展開する「Luup」(東京都渋谷区)などの主催で、神奈川県警の協力の下、実施された。

 電動キックボードで公道を走行する際には運転免許が必要で、歩道は走行できない。受講者はそうした説明を受けた上で乗車し、操作やバランスを崩さず運転する方法を確認。同市青葉区の会社員の女性(35)は「免許が必要とは知らなかった。バイクとは曲がるときの感覚が違うので、慣れるため何回か練習した方がいい」と実感を語った。

 電動キックボードは、現在はその多くが道交法上の原動機付自転車に当たることなどが十分に認知されていない。県警は、免許のほかナンバー交付やヘルメット着用、保険加入などの注意点をまとめたチラシを受講者に配布。交通総務課は「正しいルールの下で安全に乗ってほしい」と呼びかけている。

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