6酒蔵の一押し日本酒、ぐいっと飲み比べ 福井県福井市で「浜町未来酒場」…15日まで

蔵元との会話を楽しみながら日本酒を味わう来場者=5月14日、福井県福井市中央3丁目

 日本酒の楽しみ方を提案する「浜町未来酒場」が5月14日、福井県福井市グリフィス記念館周辺で始まった。県内6酒蔵こだわりの一本やおつまみが並び、左党たちは飲み比べや蔵元との会話を楽しみ杯を傾けた。15日まで。

 酒店や飲食店主らでつくる実行委が2018年に初めて企画。新型コロナウイルス禍のため3年ぶりの開催となった。安本酒造、美川酒造場、常山酒造(いずれも福井市)、南部酒造場(大野市)、豊酒造(鯖江市)、黒龍酒造(永平寺町)が出店し、周辺飲食店が15種類のおつまみを提供している。

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 朝絞ったばかりの生原酒や大吟醸など、各酒蔵が一押しの日本酒を提供。会場には立ち飲み用のテーブルが並び、来場者は各蔵元らから特徴やこだわりを聞きながら飲み比べた。市内から訪れた公務員の男性(56)は「コロナ禍でお酒のイベントが軒並みなくなっていたので楽しみにしてきた」とほおを赤らめ味わっていた。

 限定提供の大吟醸などを並べた黒龍酒造の髙松雄平さんは「対面でお客さんと話せるのはやっぱり魅力。久々の機会なので多くの方に訪れてほしい」と話していた。

 15日は午前11時~午後4時。日本酒やおつまみはチケット制で、当日券はチケット10枚と会場で使う専用カップがセットで4500円。  

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