「いまバラが見頃」自慢の庭を公開 埼玉・鴻巣でオープンガーデン 初公開のツリーハウスや古民家カフェも

ツリーハウスのそばに立つ松本幸子さん=鴻巣市下谷

 自慢の庭を公開する「鴻巣オープンガーデン花の環」が14日、埼玉県の鴻巣市内28カ所で始まった。今年の開催は14、15、21、22日の4日間。同市下谷の建設業「和幸」の社長、松本幸子(ゆきこ)さん(82)方では、15日のみツリーハウスをお披露目する。

 花の環は2007年発足のサークル。会代表で同市赤城の花の生産者、坂本愛子さんは「今年は会員32軒のうち28軒でお庭を公開する。ツリーハウスを初公開する松本さん方は発足時からの会員。松本さん方も、うちも、いまバラが見頃」と紹介する。

 松本さん方は、北本市立宮内中学校の隣接地。約800坪の広さがあり、クスノキを活かして今年、ツリーハウスを完成させた。ハウスの内部は3畳ほどのスペース。幸子さんが撮りためた写真が壁や天井一面に貼ってある。

 「ツリーハウスの内部は一度に3人までで見ていただく。お庭のバラなどさまざまなお花も楽しんでほしい」と幸子さん。写真は幸子さんの家族や交友関係などだが、交流のあった著名な政治家や女優、俳優などのスナップもあり、興味深い。

 特徴ある庭では、ほかに、ギャラリーカフェ「ストーク」(谷口庭)、築150年以上の古民家を活かしたカフェ・ホール・ギャラリー「紫苑」(小林庭)、花と音楽の館「花久の里」、同市観光産業館「ひなの里」などもある。

 見学時間は午前9時半~午後4時。ガイドマップは市の公共施設などで入手できる。問い合わせは、代表の坂本さん(電話048.569.0825)へ。

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