21日からカザフスタン・アルマトイ市で開催される世界ベンチプレス大会選手権に出場する埼玉県の三芳町在住で日本記録保持者の石橋茜さん（29）が、同町役場を表敬訪問した。林伊佐雄町長は「スポーツは多くの人の心をひとつにしてくれる。世界大会出場を喜んでおり、大変期待している」と激励。石橋さんは「最高のパフォーマンスを出せるように集中し、世界記録を目指したい」と意気込みを語った。
石橋さんは三芳町出身。横浜市のスポーツクラブ「K’SGYM横浜」に在籍し、専用の競技服を着用した種目「エクイップ」一般女子57キロ級で21年に140.5キロ、専用服以外の種目「クラシック」同級では今年の国内選手権で125キロのそれぞれ日本記録を樹立している。
世界選手権の出場は今回で4回目。今年の世界選手権は21日から29日までの9日間開かれ、石橋さんは一般女子部門のクラシックとエクイップの両種目にエントリーしている。
ベンチプレスは大学時代にダイエットのためにボディービル部に入部したのがきっかけ。先輩から教えられたパワーリフティングに興味を持ち、ベンチプレスの魅力に嵌ったという。
石橋さんは「見た目は地味なスポーツですが、迫力があり、努力した分、重量に反映され、素直に喜べるんです。夢は女子の最高重量を目指すこと」と意欲満々だ。
