「味わいフレッシュ」 平戸の福田酒造で蔵開き きょうまで

日本酒や焼酎の試飲を楽しむ愛好家=平戸市、福田酒造

 長崎県平戸市の酒造会社、福田酒造(福田詮社長)の酒蔵開きが14日、同市志々伎町の同社で始まった。日本酒や焼酎の限定品を買い求めたり、試飲を楽しむ愛好家でにぎわった。15日まで。
 同社は創業334年。新酒鑑評会で入賞するなど、品質の高い酒造りで知られる。2021年度県特産品新作展では純米本みりんが優秀賞を獲得した。
 訪れた人は、ひんやりした蔵の中を巡り専用の酒器(200円)で試飲をしながら社員に特徴を尋ねたり、かす汁を味わったりした。2千円以上の購入者には酒かすの詰め放題も。友人と初めて訪れた佐賀県みやき町の会社員、里奈緒美さん(50)は「試飲した日本酒はフレッシュな味わい。パンや奈良漬づくりに酒かすを使いたい」と話した。
 15日は午前9時~午後3時。問い合わせは同社(電0950.27.1111)。


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