“パソコンの修理代に電子マネー” 千代田さんら60代女性の詐欺被害防ぐ セブン松浦署前店

感謝状を受け取った千代田さん(中央)=松浦署

 ニセ電話詐欺被害を未然に防いだとして松浦署は、長崎県松浦市のセブン-イレブン松浦署前店の松尾亮(あきら)店長(46)と、アルバイト店員の千代田健翔(けんと)さん(17)に署長感謝状を贈った。
 同署によると4月18日、電子マネーカード5万円分を購入しようと来店した60代女性に千代田さんが応対。「パソコンがウイルスに感染し、修理代を電子マネーで払うよう言われた」と女性が話したため、2人で購入を思いとどまらせ、同署に通報した。
 同市内では同14日に同様な手口で80代の男性が計37万5千円をだまし取られるニセ電話詐欺が発生していた。
 贈呈式は2日、同署であり、出席した千代田さんに船津博之署長が感謝状を手渡した。千代田さんは「パソコンの修理代に電子マネーを使うと聞いておかしいと思った。詐欺被害から女性を助けることができてよかった」と話した。


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