大谷がメジャー通算100号 最も多く打っている球種や対戦相手は?

日本時間5月15日、エンゼルスの大谷翔平がダブルヘッダー第2試合で放ったメジャー通算100本目の本塁打は、センター方向へと吸い込まれる“らしい”当たりだった。ひとつのマイルストーンを打ち立てた節目に、メジャー5年間で記録した100本塁打の中身をここで振り返ってみよう。

まず、本塁打の種類はソロが54本で最も多く、2ランが29本、3ランが16本で続き、日本時間5月10日には自身初の満塁弾が話題になった。ポジション別ではDHでの95本が断トツで、投手としては3本、代打でも2本を放っている。打順別だと2番での41本がトップで、3番では27本。1番では9本を放り込み、そのうち5本は試合の先頭打者として見舞ったものだ。イニング別では、1回と3回が最多の19本。状況別では半数近い45本を有走者時に放ち、そのうち得点圏が28本を数える。

打者・大谷と言えば初球を多く叩いていて、カウント別では最多の23本。その一方で、2ストライク後も27本を放っている。速球系のボールに対する強さも特徴で、MLB公式の球種分類では4シームを打った31本塁打が最も多く、次にシンカーの24本が多い。対戦投手別では11人から最多の2本ずつを放っていて、そのなかにはアストロズの剛腕ジャスティン・バーランダーや、ブルージェイズの菊池雄星も含まれている。

対戦チーム別では同じアメリカン・リーグ西部地区に所属するレンジャーズ相手の13本が1位で、続いてマリナーズ戦とアスレチックス戦でもそれぞれ10本を記録。球場別ではもちろん本拠地エンゼル・スタジアムでの58本が最多で、ビジターではミニッツメイド・パークとT-モバイル・パークの5本が最も多い。

次のメジャー通算101号は、どのようなホームランで観る者を楽しませてくれるだろうか。ちなみに月別では6月の22本が最多で、最も少ない212打席にもかかわらず量産しているだけに、そろそろエンジン全開の時期かもしれない。

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