カープ 中村健人が初の本塁打・猛打賞 4時間44分の激闘も引き分けに終わる

勝てば首位浮上の激しい攻防戦が続く。

先発は、前回の初登板で7回 被安打1という圧巻の投球を見せたアンダーソン。

しかし初回、4番村上に前回有効だった高めのストレートを完璧な一振りで捉えられ、先制点を許す。

高めのストレートには手を出さない事に徹底したヤクルト打線に対し、
アンダーソン・磯村バッテリーは変化球を活用。
変化球を決め球として利用するなど、以降無失点投球を続ける。

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すると5回ウラ、復調の兆しを見せる先頭の小園が内野安打を勝ち取る。そして続く中村健人が、ライトスタンドぎりぎりに打球を運び同点へと追いつく。
「強いスイングを心がけていた」と、嬉しいプロ初アーチ。

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さらに2塁にランナーを置き、菊池が打球をレフト方向へ運び、
3―2として逆転に成功する。

このまま逃げ切り…とはいかないのがヤクルト打線。スクイズとタイムリーで再び逆転を許し、リードを2点に広げられた所でアンダーソンは降板となった。

ただ粘り強いのは今年のカープも同じ。6回、2アウトながら1・2塁のチャンスを作ると代打に松山が送られた。捉えた強い打球は1塁線を破り、5―5の同点に追いついた。

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そして両チーム均衡を保ったまま試合は延長戦へと続いた。カープは10回、11回とサヨナラの場面を作るもあと一本が出ず。リリーフ陣も踏ん張りの投球を見せ、12回まで0を刻み続けた。

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そして12回ウラ最後の攻撃へ移ったカープ。小園がサヨナラのランナーとして出塁すると、続く中村健人が自身初の猛打賞でチャンスを広げる。

ただ最後の攻撃もここから繋がることはなく試合終了。引き分けに終わった。

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