親子20人印刷過程学ぶ 宮日こども新聞10周年イベント

輪転機が動く様子を見学する参加者=15日午後、宮崎市・宮崎日日新聞社佐土原センター

 宮日こども新聞創刊10周年を記念し、宮崎日日新聞社は15日、新聞印刷の過程を学ぶ親子ツアーを宮崎市佐土原町の佐土原センターで開いた。抽選で選ばれた9組20人の親子がこども新聞の印刷を見学。輪転機など大型の機械が稼働する様子に目を輝かせていた。
 新聞が読者に届くまでを紹介する映像を観賞。同センター内のミュージアムを回りながら「赤と青、黄、黒の4色で全ての色を作っている」など印刷の仕組みについて学んだ。
 工場に移動し、こども新聞の印刷が始まると参加者はごう音を立てて動く輪転機にくぎ付けに。刷り上がったばかりの新聞を手に取り、インクの匂いや新聞紙の手触りを確かめていた。
 また、重さ1.2トンの新聞用ロール紙が自走台車で運ばれ、輪転機にセットされる様子などをカメラに収める姿も見られた。同社が取り組むSDGs(持続可能な開発目標)についてのミニ講座もあった。
 日向市・日知屋小1年の黒木結希(ゆき)さん(6)は「新聞に載っている写真が小さな点ができていることに驚いた。大きい紙が自動で入れ替わるところもすごかった」と話していた。

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