カレー〝愛〟で、まち盛り上げ 「カラダもココロもとろけて幸せ」 横須賀、公式ソングお披露目

作成したCDを手にする江口寛至さん

 「100年以上愛されてる変わらないレシピを召し上がれ」-。カレーの街横須賀をPRするための公式テーマソングが完成し、12日にお披露目された。作曲したのは神奈川県横須賀市出身で今春東京音大を卒業したばかりの若手作曲家江口寛至さん(22)。ポップな曲調に明るい未来への思いを込めたという。

 テーマソングは「ひとくち食べたら」「カラダもココロもとろけて幸せ」などとカレーへの愛情が込もった歌詞で、明るくポップな曲調が特徴。市や商工会議所、海自などでつくる「カレーの街よこすか推進委員会」が公式ソングと認定した。

 市内でカレー店を営む江口さんの父信一郎さん(51)が、同委員会の事業者部会にPRのための曲づくりを提案。大学在学中から作曲家として活動してきた江口さんが作曲し、東京音大の後輩でボーカルと作詞を専門とする「ゆきね」さんが歌と作詞を担当した。

 江口さんは作成したCDを持って横須賀市役所を訪れ、上地克明市長に曲を披露。父親の店で提供されている海軍カレーに愛着があるという江口さんは「アフターコロナに向け、横須賀の明るい未来をこの曲に詰め込んだ。町おこしに少しでも協力できれば」と話していた。

 公式ソングは「カレーの街よこすか」のホームページで公開し、市内各店を紹介する動画で使用される。21、22の両日に三笠公園(同市稲岡町)で行われる「よこすかカレーフェスティバル」の会場でも流される。

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