テスラ、印での販売計画棚上げ 輸入税引き下げ交渉膠着で=消息筋

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[ニューデリー 13日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラはインドでのEV販売計画を既に棚上げにし、同国内でのショールーム用の場所探しをやめ、インドでの小規模な担当チームの一部を米カリフォルニア州サンフランシスコといった別の場所での業務に配置換えしている。消息筋3人の話やリンクトインのサイト情報で明らかになった。

インドでは輸入車に最大で100%の関税がかかる。テスラはこの税率引き下げを条件にまずは米国や中国で生産したEVを輸入し、インドでのテスラ車需要を探ることを要望。しかし、インド政府は税率を下げる前に、テスラがインドでの現地生産を確約することを要求。両者の交渉は1年以上、行き詰まっていた。

消息筋によると、インド政府が予算案と税制変更を発表する今年2月1日をテスラは計画を巡る決断期限としていた。モディ政権が何の譲歩も示さなかったことで、テスラは棚上げを決めたという。

同社はニューデリーやムンバイやベンガルールで何か月もかけて、複数のショールームやサービス拠点を開くための不動産探しをしていたが、この計画は今、動いていないという。

消息筋は、インド以外のどこでもテスラ車の需要が強いことも戦略変更のきっかけになったと指摘している。