メディア露出が増えブレークを果たしそうな逆輸入肉体派俳優・木幡竜

元プロボクサーで俳優の木幡竜が14日、都内で行われた初主演映画「生きててよかった」(鈴木太一監督)の公開記念舞台挨拶に出席したことを、各メディアが報じた。

同作は、ドクターストップで強制的に引退を強いられたプロボクサー・楠木創太(木幡)が、引退後の新生活になじめない中で地下格闘技の出演オファーを受け、闘うことにのめり込んでいく物語。

記事によると、木幡は「地獄のトレーニングを重ねて撮影に臨みました」と前置き。撮影に向け約10キロ減量し体脂肪率を3%まで絞り上げたことを明かし、「普通のボクサーであればリミットに入るのは(計量時の)一瞬だけど、撮影だとずっとキープしなければいけない。僕の中では新境地で、だんだんハイになっていきましたね」と撮影の過酷な日々を振り返ったという。

神奈川生まれの木幡は、横浜高校ボクシング部時代にインターハイで3位になり、当初はシドニー五輪代表を目指していたがプロに転向。

プロでの戦績は2戦2勝。広告代理店で2年働いた後、2004年に俳優活動を開始。2008年末にルー・チュアン監督の「南京!南京!」で中国映画デビューを果たす。これがきっかけとなり数々の中国映画に出演。

今年1月期放送されたフジテレビ系ドラマで綾野剛主演の「アバランチ」の敵役の好演にて、一躍その存在が注目を浴びた。

「綾野と同じ事務所がこのことろ売り出しているだけに、主演作に向けたインタビューがさまざまなメディアに掲載され、一躍、その名が知れ渡った。今年、ブレークを果たす俳優の1人になりそうで、中国からの逆輸入俳優というのも売りの1つ」(芸能記者)

次回作が注目される。

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