国宝の大仏殿に液体のような跡 東大寺が修復作業

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 今年4月、奈良市にある国宝の東大寺大仏殿で、液体がかけられた跡が見つかった事件で、東大寺がきょう修復作業を行いました。

 跡が見つかったのは、東大寺大仏殿の南西側、一般の参拝者は立ち入り禁止になっている場所です。警察などによりますと、4月14日、寺の職員が柱と柱をつなぐ「地覆」と呼ばれる木材に2カ所、液体のようなものがかけられた跡を発見。その後、かけられたのは水溶性の液体であることが分かりました。きょうは専門の技術者が筆に水をつけて表面をぬらし、浮き上がった汚れを紙で吸い取っていきました。この後、胡粉と呼ばれる顔料を用いて周囲と色を合わせ、きょう1日で作業は完成しました。

東大寺・上野周真 庶務執事

「復旧には時間も労力もかかりますので、こういったことは絶対にしていただきたくないなと思っております。」