米国株式市場=S&P下落、テスラなどグロース株に売り エネルギー株は高い

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[16日 ロイター] - 米国株式市場でS&P総合500種が下落。エネルギー株が上昇したものの、さえない中国の経済指標を受けて世界の景気減速懸念が強まる中、電気自動車(EV)テスラなどのグロース株が売られ、全体を圧迫した。

4月の中国経済は、新型コロナウイルス流行を受けた行動制限で消費、鉱工業生産、雇用が大きな打撃を受け、大幅に悪化。第2・四半期の同国経済が縮小するのではないかとの懸念が浮上した。

一方、コロナ流行の打撃が大きい地域で感染が落ち着く兆しが出る中、中国の原油需要が大幅に回復するとの期待から、エネルギー株は2.6%高となった。

投資家の間では、先週末13日の力強い株価上昇がこのところの売りの終息を示唆するものか問う声が聞かれた。

ベアードの投資ストラテジスト、ロス・メイフィールド氏は「13日の大幅高を受け、投資家は上昇が持続可能かどうか探っている」とし、底入れ時に見られる勢いか、それともさらなる売りがあるか見極めようとしていると指摘した。

大型株の多くが売られ、アマゾン・ドット・コム、アルファベットはともに1%超下落。S&P500とナスダック総合の重しとなった。

ツイッターは8%超急落。起業家イーロン・マスク氏が同社の買収価格引き下げが適切になる可能性があると述べた。

マスク氏率いるテスラは約6%下落した。

格安航空会社(LCC)のスピリット航空は13.5%高。同社に買収を提案していたジェットブルー航空が、敵対的TOB(株式公開買い付け)を開始する方針を示した。ジェットブルーは6.1%安。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.08対1の比率で上回った。ナスダックでは1.35対1で値下がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は113億株。直近20営業日の平均は132億株。

先週発表されたインフレ指標や消費者信頼感統計を受け、市場の関心は17日発表の小売統計に集まっている。

ウォルマートやホーム・デポ、ターゲットなど小売大手も今週、四半期決算を発表する。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 32223.42 +26.76 +0.08 32152.15 32514.02 31928.18

前営業日終値 32196.66

ナスダック総合 11662.79 -142.21 -1.20 11727.14 11804.59 11627.53

前営業日終値 11805.00

S&P総合500種 4008.01 -15.88 -0.39 4013.02 4046.46 3983.99

前営業日終値 4023.89

ダウ輸送株20種 14334.77 -121.64 -0.84

ダウ公共株15種 993.80 +1.06 +0.11

フィラデルフィア半導体 2920.06 -50.31 -1.69

VIX指数 27.47 -1.40 -4.85

S&P一般消費財 1162.17 -25.13 -2.12

S&P素材 516.83 -0.97 -0.19

S&P工業 784.94 -1.32 -0.17

S&P主要消費財 805.64 +3.64 +0.45

S&P金融 551.98 -4.33 -0.78

S&P不動産 267.38 -2.16 -0.80

S&Pエネルギー 628.31 +16.06 +2.62

S&Pヘルスケア 1507.75 +10.35 +0.69

S&P通信サービス 198.63 -1.18 -0.59

S&P情報技術 2353.70 -21.59 -0.91

S&P公益事業 362.69 +1.18 +0.33

NYSE出来高 9.86億株

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 26515 + 35 大阪比

シカゴ日経先物6月限 円建て 26500 + 20 大阪比