消波ブロック危険周知を 日南・砂浜の男児死亡事故

擁壁側から見た日南市・伊比井海岸の事故現場=14日

 日南市・伊比井海岸で男児(4)が砂に埋もれて死亡した事故は、身近な自然に潜むリスクを浮き彫りにした。発生から半月余り。地元では以前から現場周辺の危険性が認識されていたとされ、原因究明と再発防止策が急がれる。専門家は同海岸などを管理する県が月1回ペースで行う定期巡視について「回数や手順を見直すべきだ」と指摘。「消波ブロックには安易に近づかず、特に危険な場所は管理者が注意を促す必要がある」と警鐘を鳴らす。

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