長崎商工会議所 次期会頭に森氏 宮脇氏が退任の意向

森拓二郎氏

 長崎商工会議所会頭の宮脇雅俊氏(77)は16日、本紙の取材に対し、2期目の任期満了となる10月末で退任する意向を明らかにした。後任には十八親和銀行(長崎市)の会長、森拓二郎氏(67)を据えたいとしている。11月の臨時議員総会で選出される見通し。任期は3年。
 宮脇氏は4月下旬の常議員会(非公開)で退任の意向を示していた。取材に対し「年齢的な事も考え、就任時に2期6年と決めていた」と説明し、後任は「県内の経済事情に精通し、人脈が豊富な森氏が適任」とした。森氏の了承も得ているという。
 森氏は九州大卒。1978年に旧十八銀行に入行し、2014年に頭取就任。20年10月、ふくおかフィナンシャルグループ(FFG、福岡市)傘下の十八親和銀の初代頭取となり、今年4月から現職。長崎経済同友会の代表幹事も務めている。
 宮脇氏は旧十八銀の頭取、会長を経て、現在は十八親和銀顧問。


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