県民2100人 式典に出演 とちぎ国体総合開会式 県、観覧者募集を開始

「いちご一会とちぎ国体」総合開会式の主な内容

 10月1日に開催される「いちご一会とちぎ国体」の総合開会式の概要が、16日までに明らかになった。宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎを会場に、選手を歓迎するオープニングプログラムをはじめ、式典演技や音楽隊で約2100人の一般県民が出演。天皇、皇后両陛下を迎え、炬火(きょか)をともす。本県出身の著名人も参加して華を添え、大会を盛り上げる。同日、両大会の開閉会式の観覧者募集も始まった。

 総合開会式は、新型コロナウイルス対策として収容定員の半数程度となる約1万3千人規模で開催する予定。

 開会式は午後0時45分に開幕し、約4時間にわたって行われる。オープニングプログラムでは、公募で選ばれた5団体の約500人が和太鼓や民謡、ダンスなどを披露し、本県の伝統芸能や魅力を伝える。

 両陛下の着席後に、役員・選手団が入場。宇都宮女子、鹿沼、真岡女子の各高校の放送部員らがアナウンスを担い、宇都宮工業高生とガールスカウト県連盟のメンバーがプラカードを掲げる。

 式典音楽隊は高校生や一般市民、県警音楽隊の約220人で編成。本県出身の歌手森昌子(もりまさこ)さんや、大島優子(おおしまゆうこ)さんが所属していたアイドルグループAKB48など本県ゆかりの楽曲を演奏する。

 午後3時ごろ、県内全市町で採火した火が会場内でのリレーを経て炬火台に点火される。

 式典演技では音楽に合わせ、小学生から一般までの県民約1350人が自然や歴史・文化などをテーマに踊りなどを披露する。

 漫才コンビのU字工事やお笑いトリオ「森三中」の大島美幸(おおしまみゆき)さん、女優でモデルの石川恋(いしかわれん)さんらも出演する。

 開閉会式の観覧者募集は、インターネットか専用申込用紙で6月30日まで受け付ける。国体の開会式のみ有料で、中学生以上が千円、小学生以下が500円。

 国体の閉会式は10月11日、全国障害者スポーツ大会「とちぎ大会」の開会式は29日、閉会式は31日に開催する。

© 株式会社下野新聞社