選挙の前に「公開討論会」を見れば政策で投票する人を決められる!JCI東京インタビュー

選挙の前に行われる「公開討論会」をご存知でしょうか?

選挙の立候補予定者を集めて意見交換をする「公開討論会」を都内各地で開催している公益社団法人東京青年会議所(以下、JCI東京)が、5月17日にオンライン公開討論会を実施します。

これは5月22日に投開票が行われる中野区長選挙に向けて実施されるもので、どなたでもニコニコ動画から視聴可能です。

公開討論会とはどんなものなのか、公開討論会に込められた想い等をJCI東京の皆様に伺いました。

公開討論会とは何か?

東京都議会議員選挙 公開討論会(2021年)

JCI東京が実施する公開討論会とは、選挙の立候補予定者(告示日以降であれば候補者)同士が直接意見交換をする場です。

参加する立候補予定者(候補者)が2人の場合は1対1のかけあいや、互いに質問し合うことで政策やビジョンを有権者に伝えています。

都議選等、人数が多くなる場合は議題に応じて1人ずつ話を聞くというように、立候補予定者(候補者)が訴えたいことがあれば時間内であれば必ず発言することができます。

有権者が情報を得られるだけでなく、立候補予定者(候補者)にとっても有権者に自分のことを知ってもらうチャンスであるといえます。

※具体的な企画進行は各地区委員会に任されています。

「JCI東京では、政治関心層へのアプローチとして公開討論会を実施しています。個人の演説は駅前で聞けても、立候補予定者(候補者)同士で討論をする場はなかなか設けられません。私たちの公開討論会では、既に政治に関心がある人を集めて、それぞれの政策を知った上で貴重な一票を投じる先を決めていただきたいと思っています」

例えば中野区では中野サンプラザについての議論というように、全国ネットの党首討論よりも地元に根付いたお話が聞けるのも公開討論会のポイントです。

公開討論会の運営方法とその工夫

前回の中野区長選挙 公開討論会(2018年)

公開討論会では、立候補予定者(候補者)を集めることが関門になります。

その他は、予算内で会場を押さえ、ファシリテーターや進行方法を決め、告知する……という一般的なイベント運営の流れですが、告知方法には2つの工夫があります。

1つは、(オンラインの場合)YouTubeでなくニコニコ動画の公式アカウントから配信を行い、ニコニコ動画のSNS公式アカウント等から告知してもらうこと。

もう1つは、ひたすら地区の議員や政治関心層に近い人に「ツイートして広めてください!」とお願いすること。それで少しでも見てくれる人が増えるなら、と地道な宣伝活動をしているそうです。

「選挙みたいなどぶ板ですよ!(笑)」と中野区委員会委員長・前田氏。

明るい豊かな社会の実現に向けて活動しています

公開討論会をはじめとしたJCI東京の政治分野の取り組みについて、政治行政地区室理事・澤田氏は語ります。

「私たちは明るい豊かな社会の実現に向けて活動しています。人種・性別・国籍・宗教を問わず入会できますが、25歳~40歳までという年齢制限があるのが特徴です。活動は多岐に渡ります。政治の分野のビジョンは『主権者であるという自覚を発言する社会を実現する』ことです」

ビジョンの実現のために、JCIは以下のような取り組みをしています。

・実践的な主権者教育の推進

・政策の合理的判断と容易な投票行動を可能にする(公開討論会等)

・ICTを利用した政策要望の集約と発信

中野区長選挙の公開討論会を実施します!

5月17日(火)21時から、中野区長選挙の公開討論会を実施します!

選挙ドットコムが入手した討論テーマはこちら。

・子育て政策
・中野周辺のまちづくり
・医療福祉
・産業振興
・区内の公園
・行政改革
・環境政策
・交通
・自分が区長にふさわしい理由

(時間の都合で全てのテーマを討論できるとは限りません)

2人の候補者が参加予定です。ぜひご覧ください!

開催概要

5月17日(火)21時~

中野区長選挙公開討論会

【視聴はこちらから(ニコニコ動画)】

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