王毅氏、韓国新外相とオンライン会談 四つの関係強化を提案

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王毅氏、韓国新外相とオンライン会談 四つの関係強化を提案

16日、韓国の朴振外相とオンラインで会談する王毅氏(中央)。(北京=新華社記者/高潔)

 【新華社北京5月17日】中国の王毅(おう・き)国務委員兼外交部長は16日、韓国の朴振(パク・チン)新外相とオンラインで会談した。

 王毅氏は次のように述べた。中韓は引っ越すことのできない永遠の隣国で、切り離すことのできない協力パートナーでもある。国交樹立から30年、両国関係は風雨に耐え、飛躍的発展を実現し、両国人民に幸福をもたらし、また地域の安定と繁栄を促進し、韓国の歴代政府と各党派はいずれもそのために努力し、そこで得た経験は大切にし、発揚する価値がある。

 一、相互尊重の堅持。中韓は一貫して互いにそれぞれの発展の道を尊重し、それぞれの核心的利益を尊重し、それぞれの文化・伝統・習俗を尊重している。一衣帯水の隣国として、相互尊重は隣国が付き合っていく道だ。

 二、協力・ウィンウィンの堅持。この30年間に中韓の貿易額は50倍以上増加し、相互投資は1千億ドル(1ドル=約129円)を上回り、双方は平等互恵の実務協力を通じ、共同発展・繁栄を実現した。

 三、平和擁護の堅持。各方面の努力で朝鮮半島は全体的に平和を維持し、両国と地域の発展に必要な環境を提供した。

 四、開放・包摂の堅持。30年前、両国は冷戦のくびきから脱し、新たな協力の1章を開いた。今日、引き続き地域の開放・包摂を保持し、新冷戦の危険を防ぎ、陣営間の対抗に反対することは、中韓両国の根本的利益に関わる。韓国に「君子は大道を歩む」という俗語がある。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は双方が相互尊重と協力の精神に基づき、韓中関係の新時代を開くことを希望した。これに対し中国は歓迎を表明する。新たな出発点に立ち、正しい方向を捉え、中韓関係がより大きく発展する新たな30年を開かなければならない。

王毅氏、韓国新外相とオンライン会談 四つの関係強化を提案

16日、王毅氏と朴振外相とのオンライン会談。(北京=新華社記者/高潔)

 王毅氏は今後の中韓関係について「四つの強化」を提案した。

 一、意思疎通・協調を強化し、相互信頼の基礎を突き固める。元首外交のけん引的役割を十分に生かし、各レベルの対話の枠組みを活用し、スムーズで質の高い政治・外交面での意思疎通を保ち、理解を増進し、協力を推進し、意見の相違をコントロールする。

 二、互恵協力を強化し、手を携えて発展・振興を図る。中国の広大な市場は韓国の長期的発展に尽きない原動力を提供するだろう。双方はデジタル経済、人工知能、新エネルギーなど各分野でそれぞれの優位性があり、協力によって「1プラス1が2以上」のポジティブな効果を実現できる。それぞれの利益と共通の利益から出発し、「デカップリング」や「チェーンの遮断」のネガティブな傾向に反対し、安定的でスムーズなグローバル産業チェーン・サプライチェーンを維持しなければならない。

 三、人文(人的・文化)交流を強化し、民心の通い合いを促進する。国交樹立30周年と「中韓文化交流年」を契機とし、豊富多彩な人文交流を展開し、対外的に前向きなシグナルを発信し、両国の民衆、特に若者が友好を増進し、誤解を減らすよう導く。

 四、国際協力を強化し、地域の安定を守る。中国は韓国が世界の平和・繁栄促進により多くの建設的役割を果たすことを期待しており、韓国と共に両国およびアジア、新興市場国の共通の利益を守り、動揺し変化する時代に安定性と確実性を注入していきたい。

 朴振氏は次のように述べた。尹大統領の当選後、習近平主席はいち早く祝電を寄せ、迅速に電話会談を行い、その後、王岐山副主席を特別代表として、大統領就任式に派遣した。韓国新政府はこれに心からの感謝を表明する。韓国は対中関係の発展を非常に重視しており、相互尊重と協力の精神に基づき、中国とより健全で成熟した二国間関係を築くことを願っている。韓国は一貫して「一つの中国」原則を堅持している。国交樹立30周年を新たな出発点とし、ハイレベルの往来を続け、経済・貿易協力を深め、民間交流を促進し、両国関係を新たな段階に押し上げることを希望する。中国が半島問題で重要な建設的役割を果たしていることを称賛し、引き続きその役割を果たすことを期待する。

 双方はまた、現在の朝鮮半島の新たな変化と共に関心を寄せる国際問題について意見を交換した。