毎週月~金曜日ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」では「奈良にうまいもんあり!」と題して、プロの料理人に紹介してもらった美味しいお店を数珠つなぎで紹介していきます。
※この記事は5月16日(月)に放送された内容です。
興福寺の五重塔をのぞむ、ならまちにあるのは、猫の看板が目印の「ならまち菓子工房 プティ・マルシェ&ぷちまるカフェ~」。
毎年、夏を前に発行されているフリーペーパー奈良かき氷ガイドにも掲載されているお店ですが、素材1つ1つを厳選した種類豊富なかき氷が大人気!中でも今年の一押しは…?
店主・中島智加さん
「大和コーラのかき氷でございます。」
なんと、こちらの曽爾村産の大和コーラは、大和橘・大和トウキ・キハダの実を使用されており、奈良産天然素材でできたクラフトコーラなんだとか。
原液を試食してみると…薬膳の味がし、少し苦味もありますが、かき氷をいただくと甘くてミルクティーの味がします。
店主・中島さん
「当店のミルクティーシロップに、大和コーラの原液を合わせて作っていますので、チャイのような風味になっていると思います。」
氷もふわっと一瞬で溶けていきますね。
さらにかき氷の上に乗っている濃厚なミルクアイスは、明治時代から続く奈良市の「植村牧場」で作られているものなんだそう。
つまり、アイスも氷もシロップも全て奈良県産なんですね!
店主・中島さん
「観光の方もたくさん来てくださるので、奈良の素材の良さを知ってもらいたくて。」
ならまちという土地柄なのか、店内には古墳グッズがいっぱい。
そして、店主・中島さんの古墳好きな思いが溢れ出た逸品があるんです。なんと、古墳の形をしたケーキ。
スコップ型スプーンを使い発掘気分でケーキを味わっていきます。
周りのハニワがサクサクしていて、ケーキもムースのように滑らかです。甘さも控えめでとても美味しいです。
ケーキの中には、勾玉をイメージしたカシューナッツと、土器片をイメージしたピーカンナッツが入っているんです。本当に発掘しているようで、テンションも上がります。
今回頂いた小型の古墳型ケーキは前方後円墳のみですが、大型ケーキになると小さな円墳がついたものや、四隅が突き出したものなどもあります。どれも店主・中島さんが愛をこめて細かなところまで再現されています。
店主・中島さん
「古墳が好きな方が全国からきてくださって『楽しかった』とか『美味しかった』って言っていただけるのも嬉しいですし、いままで古墳に興味を持ったことがなかった方でも『すごく楽しい』とか『古墳見に行きたくなりました』とか思ってもらえるとより嬉しいかな。」
店主・中島さんの古墳愛が感じられる「ならまち菓子工房 プティ・マルシェ&ぷちまるカフェ~」さん、ごちそうさまでした。
気になるお店の場所は?
※この記事は取材当時の情報です。