1500万円 県福祉基金に寄付 岡山の80代「困っている人に」

岡山県庁

 岡山県は17日、県福祉基金(桃太郎愛のともしび基金)に岡山市在住の80代女性から1500万円の寄付があったと発表した。

 県によると、4月上旬に女性から「困っている人のために寄付をしたい」と県保健福祉課に電話があった。女性は他県の高齢者が出身地に寄付をするニュースを見て、生まれ育った岡山のために何かできないかと考えたという。

 寄付は同18日に女性から振り込まれ、県は5月2日に職員が自宅を訪ねて感謝状などを手渡した。女性の氏名や職業などは希望に応じて公表を控えるとしている。

 同基金は障害者の自立支援や子どもの貧困対策に活用しており、残高は約9億3千万円(3月末現在)。

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