近鉄、24年ぶり新型の一般車両 大型荷物の人も座りやすく

近畿日本鉄道が2024年秋に導入する新型車両の外観イメージ(同社提供)

 近畿日本鉄道は17日、新型の一般車両10編成40両を2024年秋に導入すると発表した。ドア付近に大型荷物やベビーカーを持った人が座れる席を設け、床面とホームとの段差を小さくするなどバリアフリーに配慮した。特急以外の新型車両を導入するのは24年ぶり。50年以上使用している車両と順次、置き換える。

 近鉄によると、当初は奈良線と京都線、橿原線、天理線で運行し、他路線でも導入する計画。車体正面は八角形の鮮やかな赤色とし、車内は木目調の壁に花柄の座席を設ける。乗務員や指令所の係員が車内の状況を把握できる防犯カメラも設置する。

近畿日本鉄道の新型車両のドア付近に設置される、大型荷物やベビーカーを持った人が座れる席(中央)のイメージ(同社提供)

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