恋愛感情や親切心に付け込んだ、通称「国際ロマンス詐欺」を防いだとして、郵便局員2人に感謝状が贈られました。
大分中央警察署から感謝状が贈られたのは、大分津留郵便局の土屋奈津子さんと後藤有希さんです。
2人は4月、スマートフォンを操作しながら振り込み方を聞く60代の女性の詐欺被害を疑い、警察に通報しました。
手口となった「国際ロマンス詐欺」とは、SNSなどで知り合った外国人に甘い言葉をかけられ、恋愛感情や親切心につけこみ、お金をだまし取られる詐欺です。
女性は、SNSで知り合ったイラク人の医師を名乗る男に、日本に送る荷物の輸送費として、150万円の振り込みを要求されていました。
土屋奈津子さん
「国外の方からお金を振り込んでほしいと頼まれたのはまず怪しいと思いました。150万円もし無くなってもいいですかと言ったら、それはちょっとという感じだったので、すぐ警察に電話して話を聞きながら警察が来るまで待たせた」
警察は、見知らぬ人からお金を要求されたら詐欺を疑い、1度冷静になって考えるようにしてほしいと呼び掛けています。
