越前海岸にイルカ居着いた?…福井の漁港で相次ぐ目撃情報 「漁から戻る船に付いてくることがある」

漁港内を回遊するイルカ=5月17日午前8時15分ごろ、福井県福井市の茱崎漁港

 福井県福井市の越前海岸沿いの漁港でイルカ1頭の目撃が相次いでいる。5月17日朝、同市茱崎町の茱崎漁港内をゆっくりと潜ったりしながら回遊。16日は同市大味町の大味漁港内を泳いでいるという情報が読者から福井新聞に寄せられた。

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 越廼漁協によると、茱崎漁港内では、ホタルイカが大量に現れた4月6日に1頭のイルカが漁港内を泳いでいるのが目撃された。同漁協の男性職員は「この日以来早朝、漁から戻ってくる船にイルカが付いてくることがある」と話す。

 4月25日に同市の鷹巣漁港内で目撃した漁師も漁船に併走するように付いてきたと話している。一帯で目撃されたイルカが同じ個体かどうかは確認できていない。

 同県坂井市の越前松島水族館は「イルカは種類によっては同じ場所に居着く場合もあるが、野生の生き物にはむやみに近寄らず、そっと見守って」と話している。

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