大地真央が「特捜9」に登場。中村梅雀演じる国木田班長の青春時代が明らかに

テレビ朝日系連続ドラマ「特捜9 season5」(水曜午後9:00)の本日5月18日放送・第7話に、元宝塚歌劇団月組トップスターの大地真央がゲスト出演。中村梅雀扮(ふん)する国木田誠二の過去を知る、映画配給会社の社員をミステリアスに演じる。

本シリーズは2018年4月にスタート。難事件に挑む刑事たちの活躍のほか、その背景にあるそれぞれの人生模様を縦軸とした骨太なドラマとして、多くの支持を集めてきた。新シーズンでも、リーダーの浅輪直樹(井ノ原快彦)を中心とした個性が強いおなじみの警視庁捜査一課特別捜査班(特捜班)のメンバーが、時には衝突しながらも難事件に対して全力で捜査に当たっていく。

今回、大地が演じるのは、世界同時プレミア公開を控える30年前の大ヒット映画の続編「愛の巡礼」を配給する会社の敏腕社員・三条祐子。急ピッチで進める字幕翻訳の作業現場で、翻訳家が自殺して遺体となって発見されたことを、昔なじみの特捜班班長である国木田に伝える。2人は「祐子ちゃん」「国木田くん」と呼び合う仲で、特捜班メンバーには大学のサークル仲間との説明をするのだが、メンバーはそれ以上の関係を疑う。

シーズンを重ねるごとにさまざまな一面が描かれ、ますます人間味が増していく国木田。今回は、国木田ファン感涙必至のほろ苦い“青春ドラマ”に注目だ。

梅雀は「最初に脚本を読んだ時には、まだ祐子役のキャスティングが決まっていない状態でした。『誰だろうな? 大地さんだったら絶対に、問題なくスッとはまるけど、まさかな…』と思っていたら、『大地さんOKです!』と聞いて『えーっ!?』となりました(笑)。それだったら、ということで、いろいろリクエストさせていただき、脚本も変わって、現場でもいろいろ変えて…僕と大地さんならではの雰囲気が出来上がり、何の違和感もなくすんなりと国木田と祐子に入れました」と振り返り、喜んでいる。

続けて「実は、第2話の最後で“祐子”というワードが出てきたんですよね。SNSでも『祐子って誰!?』とツッこんでくれているファンの方もいらっしゃって、ようやくお披露目できるのもうれしいですね。大地さんは2人の関係を『複雑』とおっしゃいましたが、圧倒的に国木田が祐子を思っている、慕っているのは明らか。国木田は『season3』で過去のトラウマが描かれ、『season4』で何となく打ち解けてきて…いろいろな面を見せてきましたが、今回、人間・国木田の青春、男性としての素の部分や本質が垣間見れる貴重な回となっていますので、お楽しみに!」と見どころを明かした。

一方、大地は「梅雀さんとは、昨年の舞台『夫婦漫才』の再再演で共演させていただき、それ以外でも夫婦役でご一緒させていただいていますが、映像で共演させていただくのは今回が初めてでしたので、うれしかったですし、とても楽しみでした。祐子と国木田くんとの関係は、少し複雑で分かりにくい部分もあるように感じましたが、しかし確かなことは、祐子は国木田くんの優しさに頼り、信頼しているということ。そういうところも、私は以前から梅雀さんを信頼していますから、すっと祐子になれたのだと思います」と梅雀との信頼関係が強固であることを強調。

さらに、「『特捜9』の現場は、想像通りすごく温かくて、心強かったです。人気の長寿番組に梅雀さん演じる国木田くんの昔なじみという形で出演できて光栄でしたし、とても面白い回になっているのではと私も楽しみにしています。『夫婦漫才』での梅雀さんと私の役柄や関係性はいったん置いておいて(笑)、楽しみに見ていただければうれしいです」と期待を込めた。

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