<レスリング>ベルトレスリング・アジア選手権(キルギス)出場の日本チームが出発

 

 5月21日(土)~22日(日)にキルギス・オシュで行われるベルトレスリング(アリシュ、カザフ・クレシ)のアジア選手権に出場する日本チームが5月17日夜、成田空港から出発した。カタール・ドーハ経由で現地に向かう。

 両選手とも、21日(土)にギルギス・スタイルの「アリシュ」のクラシックスタイル、22日(日)に同フリースタイル、23日(月)にカザフスタン・スタイルの「カザフ・クレシ」に出場する。


キルギスへ向けて出発した黒崎辰馬(左)と中村淳志=チーム提供

 ■鎌賀秀夫監督(日本協会/日本格闘競技連盟)「ベルトレスリングは、2017年にトルクメニスタンで開催されたマーシャルアーツインドアゲームズ以来の参加。今回は2選手を引率しての3年ぶりの海外遠征となりますが、結果はもちろんですが、無事に帰国できることが第一優先となります。黒崎選手は、国内におけるベルトレスリングにおける第一人者で、国際大会経験は豊富。表彰台を目指させます。中村選手は、本競技は初めてであるが、これまでレスリングの国際大会で培った経験を活かして活躍してほしい」

 ■70㎏級出場・黒崎辰馬(兵庫・神戸医療未来大学講師)「3年ぶりの国際大会への参加で、海外での遠征となるため緊張しています。ベルトレスリングは、アジア地域で盛んな競技であり、アジアで勝つことは簡単ではありませんが、大会が開催されて参加できることに感謝し、これまで取り組んできたことをぶつけてきたいと思います」

 ■+100㎏級出場・中村淳志(奈良・大和広陵高教)「ベルトレスリングの国際大会への出場は初めてですが、レスリングでの経験を生かし、まずは1勝を目標に、メダルに絡むことができる試合にしたいです。日本レスリング協会や職場など多くの理解をいただき、鎌賀監督や民族格闘競技研究所の田中弘済所長(日本ベルトレスリング協会事務局長)の尽力のうえで実現された遠征となることに感謝の気持ちでいっぱいです。

 今回の遠征で結果を残すことが求められますが、日本におけるベルトレスリングの普及や高校生のレスリング人口の増加につながればうれしいです」

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