キム・カーダシアンの「モンロードレス」着用にデザイナー激怒「誰も身に着けるべきじゃない」

ファッションデザイナーのボブ・マッキー(82)がメットガラでマリリン・モンローのドレスを着たキム・カーダシアンを非難している。1962年にマリリンが着用し、ジョン・F・ケネディに『ハッピー・バースデー』を歌った伝説のドレスは、ボブのスケッチを基にジャン・ルイがデザインしたものとして知られている。

『エンターテイメント・トゥナイト』にボブはこう語った。

「大きな過ちでした。マリリンは女神でした。クレイジーな女神でしたが、それでも女神です。ただ素晴らしかった」

「あのような被写体は存在しないし、あのドレスは彼女のためにデザインされた。他の誰もあのドレスを身に着けるべきじゃない」

マリリンのドレスはリプリーズ・ビリーヴ・オア・ノット博物館がメットガラに出席するキムに貸し出したもので、キムは数分のみ本物を着用。その後レプリカに着替えていた。

またドレスのサイズに合わせるため、3週間で体重を16ポンド(約7.3キログラム)落とした苦労をキムは語ってもいた。

「そう、これはマリリン・モンローのドレスで60年ものよ。1962年に彼女がジョン・F・ケネディに『ハッピー・バースデー』と歌った時に着ていたもの」

「これを着るアイデアが浮かんで、武装した人とグローブと共にやって来たわ」

「試着したらフィットしなくて、『3週間ちょうだい』って言って、今日までに16ポンド落としたの」「過酷なチャレンジだった。映画の役作り並みのね。これを着るという私の決意は固かったわ。炭水化物も糖分も3週間取らなかったから。この後ホテルでピザとドーナツのパーティーをするけど」

メットガラ終了後、キムへの批判の声が多く上がっており、ドラマ『リバーデイル』でお馴染みのリリ・ラインハートも声を上げた一人。下着ブランド「スキムズ」の創設者であり影響力を持つキムが、ドレスを着るためだけにダイエットをするというのは、若者たちに間違ったメッセージを送っていると批判、自身のインスタグラムフォロワー達に、こう呼びかけていた。

「レッドカーペットを歩き、ここ1か月炭水化物を食べていないからお腹が空いているとインタビューに答える。ドレスのサイズに合わせるためだけのことに?」

「メットガラのために、自分を飢えさせたと公然に認めている。何百万人もの若い男女があなたを尊敬し、あなたの一言一句に耳を傾けていることを、よく知っているはずなのに。そんな無知は、この世にあり得ないほど最低だわ」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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