南部鉄器で筋トレ熱く 奥州・及富、やかん形ダンベル改良

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南部鉄器製ケトルベルの試作品を使う関係者とインストラクターの小野卓弥さん(左)

 トレーニング器具に南部鉄器を-。奥州市水沢羽田町の南部鉄器製造業及富(及川一郎(かずお)社長)は、南部鉄器製のケトルベル開発を本格化させる。ダンベルの一種のケトルベルは、体幹を鍛える器具として昨今、注目されている。専門家の監修を受け、今秋を目標に既存商品を改良。職人の技術力とブランド力を生かし、伝統産業の可能性を広げる試みに乗りだす。

 ロシアが発祥とされるケトルベルは、鉄球にハンドルがついた形で「やかん形ダンベル」とも称される。体のバランスを整えるのに有効とされ、スポーツ選手をはじめ世界で広く利用されている。同社によると、国内に流通するのは中国製が主流となっている。

 同社は3年ほど前に、南部鉄器製を開発していたが、デザイン性重視で、トレーニング用としては本格的ではなかったという。