持続可能エネルギー「バイオガス」の発電所が発電を開始 仙台・宮城野区

再生可能エネルギーのひとつで、食品廃棄物から生み出されるバイオガスを使った発電所が仙台市宮城野区に建設され、18日から本格的な発電を開始しました。

このバイオガス発電所は、鉄鋼大手のJFEグループとJR東日本グループ、それに東京ガスが共同で設立した会社が宮城野区の仙台港近くに建設しました。

18日、関係者ら約120人が出席して記念式典が行われました。

この発電所では、スーパーや食品加工会社などが排出する食品廃棄物を1日当たり40t処理し、発生するバイオガスを使って発電します。

一般家庭1500世帯分の発電を見込み、関連会社が販売します。

また、ガスを取り出した後の食品廃棄物は肥料として活用する計画です。

東北バイオフードリサイクル石井有光工場長「持続可能なエネルギーとして使う一方で、出てきた残差も含めて残りなく使い切って、無駄の無い社会にしていくといったところが目標かと」

現在、食品廃棄物の多くは焼却処理されていて、この発電所によるCO2削減効果は、年間約3000トンということです。

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