後楽園のお土産に 吉備団子を販売 岡山・残夢軒が新パッケージ

パッケージに岡山城を借景にした後楽園を描いた「後楽園の吉備団子」

 岡山市・後楽園の外園にある土産物店「残夢軒」は、観光客向けの新たな土産として「後楽園の吉備団子」の販売を始めた。岡山城を借景にした園内のイラストをパッケージに採用したのが目玉。新型コロナウイルス禍で売り上げが減る中、名園と銘菓の組み合わせでアピールする。

 プレーンとあん入りの2種類計24個の詰め合わせで、1箱千円。パッケージには岡山藩主池田家の家紋もあしらっている。製造は和菓子店の金扇堂(同市北区富町)が手掛けた。これまでも団子の商品はあったが、桃太郎や「岡山」の文字をデザインしていた。

 残夢軒では売り上げがコロナ禍以前の3割にまで落ち込んでいるといい、難波孝雄社長は「一目で後楽園のお土産と分かるよう工夫した。岡山を代表するコラボで、売り上げ回復の切り札にしたい」と期待を寄せる。

© 株式会社山陽新聞社