ジェラードがデビューした試合、リヴァプールのスタメン覚えてる?

現在アストン・ヴィラで監督を務めているスティーヴン・ジェラード。リヴァプールで17年間を過ごしたレジェンドであり、今もアンフィールドで崇拝される存在だ。

今回は『Planet Football』から「ジェラードがデビューした1998年11月29日の試合のスタメン」をご紹介する。

GK:デイヴィッド・ジェームズ

現在:指導者、タレント

デイヴィッド・シーマンが引退した後、イングランド代表の守護神にもなった名ゴールキーパー。圧倒的な反射神経を備えながらも、ときにとんでもないミスをしてしまう不安定さでも愛された。

2013年からは選手兼監督としてIBV、ルートン・タウン、そしてケララ・ブラスターズに所属。2018年には専任の監督として古巣ケララ・ブラスターズに招聘されたが、1年で成績不振のため解雇されている。

右WB:ヴェガール・ヘッゲム

現在:釣りロッジ経営

1998年にローゼンボリからリヴァプールに加入したノルウェー人選手。ハムストリングスに慢性的な怪我を抱えていたことでなかなか安定した出場機会が得られず。2000年を最後にプレーすらままならなくなり、2003年に28歳で現役引退した。

引退後はノルウェーで鮭釣りの事業を行っており、ロッジを経営していた。さらにリヴァプールのサポーターによるアマチュアクラブ「AFCリヴァプール」の支援者でもある。

なお、90分にスティーヴン・ジェラードと交代したのが彼である。

CB:スティーヴ・ストーントン

現在:指導者

リヴァプールに2回所属した珍しい選手の一人。1990年にリーグ優勝を経験した後アストン・ヴィラへと移籍し、それから1998年に復帰している。

2005年に現役引退した後、2006年のワールドカップに出場できなかったアイルランド代表の監督に就任したが、わずか1年で解雇。それからリーズ、ウォルヴァーハンプトン、ダーリントン、サンダーランドなどでアシスタントコーチやスカウトを務めた。2016年には映画会社への投資に失敗して破産している。

CB:フィル・バブ

現在:指導者、解説者、代理人

リヴァプールに所属した6シーズンで170試合に出場したディフェンダー。2000年にはポルトガルのスポルティング・リスボンに移籍し、若きクリスティアーノ・ロナウドと出会っている。

33歳で現役引退し、指導者として2013~2015年にヘイズ&イェーディングを率いた。その後はFAの登録エージェントとして代理人業を行っており、さらに解説者としてもLFC TVやSky Sportsに出演している。

CB:ジェイミー・キャラガー

スティーヴン・ジェラードの長年の相棒といえるキャラガー。この後は様々なポジションで起用され、右サイドバックや左サイドバックなどでもプレーした。

引退後はギャリー・ネヴィルヤポール・スコールズらとともに辛口毒舌解説者に。今や英国のエースコメンテーターである。

左WB:スティグ・インゲ・ビョルンビー

現在:AGFオーフス スポーツディレクター

1992年にローゼンボリからリヴァプールに加入し、2000年まで長く所属していたノルウェー人DF。名スキージャンパーのヨー・インゲ・ビョルンビーの息子ということでも知られている。

2003年にブラックバーン・ローヴァーズで現役を引退し、すぐにノルウェー代表のアシスタントコーチに。その後スタルトで監督を務めたものの、チームが降格してしまったために解雇された。現在はスポーツディレクターとして活動している。

CMF:ポール・インス

現在:レディング監督

マンチェスター・ユナイテッドで長く活躍したポール・インス。インテルを経て1997年にリヴァプールへと加入したが、ファンのお気に入りになることはできなかった。

2006-07シーズンにマックルズフィールド・タウンで1年間選手兼監督を務め、その後引退。それからは監督としてMKドンズ、ブラックバーン・ローヴァーズ、ノッツ・カウンティ、ブラックプールなどを指揮した。今季途中からはレディングの監督。

CMF:パトリック・ベルガー

現在:リヴァプール アンバサダー

チェコの名選手パトリック・ベルガー。リヴァプールでは7シーズンを過ごし、怪我にも苦しめられながら公式戦195試合に出場。強烈な左足のキックを持ち、華やかで非常にファンから愛される存在だった。

2010年には膝の手術を受けたことをきっかけに現役引退し、その後6部のアマチュアクラブでしばらくプレーしていたことでも有名。現在はリヴァプールの大使としてプロモーション活動に従事している。

CMF:ジェイミー・レドナップ

現在:解説者

名監督ハリー・レドナップの息子として有名なジェイミー。リヴァプールでは11年もの間所属していたが、スティーヴン・ジェラードの台頭と怪我の増加によってポジションを失い、2002年に退団した。

31歳で現役引退したあとはメディアの世界に足を踏み入れ、Sky Sportsのコメンテーターに。キャラガーやネヴィルが台頭する前には押しも押されもせぬエース解説者であった。

FW:ロビー・ファウラー

現在:イーストベンガル監督

リヴァプールで「ゴッド」と崇拝されたストライカー。マイケル・オーウェンの台頭もあって2001年にリーズへと移籍し、マンチェスター・シティを経て2006年に復帰している。

キャリアの最後をタイの名門ムアントン・ユナイテッドで過ごし、選手兼監督を務めて2012年に現役引退。現在はインディアン・スーパーリーグのイーストベンガルで監督を務めている。

FW:マイケル・オーウェン

現在:解説者、馬主

1997年にデビューしたマイケル・オーウェン。若くして圧倒的なスピードを武器にゴールを量産し、初年度に18得点。そしてこのシーズンも23ゴールを奪取している。

【写真】史上最も「高価だった10代の選手たち」

2013年に33歳で現役を引退したあとは、趣味である競馬にかかわるために馬主となったり、メディアで解説者として活躍したりしている。

© 株式会社ファッションニュース通信社