「この絵は、日本語で何て言う?」身近な言葉 外国人に 地域で日本語指導30年 那須塩原の公民館主催教室

教科書やイラストの描かれたカードを用いて日本語を教える泉田さん(左から2人目)=4月下旬、那須塩原市東三島6丁目

 【那須塩原】三島公民館が主催する外国人向けの日本語教室が今年、開室から30年を迎えた。地域のボランティアでつくる「日本語指導研究会」のメンバーが講師だ。外国人を巡る制度変更などで受講者の出身国の傾向は変遷し、一人一人のニーズはさまざまだが、研究会の林治雄(はやしはるお)会長(79)=西三島1丁目=は「外国人が不自由なく暮らせるよう助けになりたい」と思いを新たにしている。 

 「この絵は、日本語で何て言う?」。4月末、集まった5人の外国人に対し、ボランティア7人が、マンツーマンで指導に当たった。

© 株式会社下野新聞社