アルファロメオ、スポーツサルーン『ジュリア』にも伝統の名称“Ti”を採用。全車22年モデルに

 軽量かつ理想的な前後重量配分や、クラスをリードするパワーウエイトレシオ、官能的なイタリアンデザインにより、世界のDセグメント・サルーンに新たな選択肢をもたらした『Alfa Romeo Giulia(アルファロメオ・ジュリア)』が、仕様変更を実施して装備を充実させるとともに、伝統の名称を掲げた新グレード“Ti”を追加設定。5月14日から発売が開始されている。

 そのハンドリングや動力性能をしてスポーツSUVの地位を確立した『Stelvio(ステルヴィオ)』同様、アルファ最新プラットフォームの“Giorgio(ジョルジオ)”アーキテクチャーを採用する『ジュリア』は、その登場時よりハンドリング・サルーンの評価を得て来たが、今回の仕様変更でさらにスポーツ性と快適性を兼ね備えたグランドツアラーとしての特性を磨き上げたモデルへと進化を遂げた。

 そのアップデートを象徴する新グレード“Ti”の名称は、歴代アルファロメオと同様“Turismo Internazionale(ツーリズモ・インテルナツィオナーレ)”の頭文字を採ったもので、フロントフェンダーにもそのネームが誇らしげに掲げられたエクステリアは、ダークタービンデザインを取り入れた18インチアルミホイールやボディ同色のエクステリアミラーハウジングといった専用パーツにより、エレガントな佇まいに仕立てられている。

 一方のインテリアでも、このTi専用となるグレーオークウッドパネルや、滑らかな風合いのナチュラルレザーシート(前席シートヒーター付、運転席シートメモリー付)を採用。また、シート色には専用のタンが設定され、ブラック基調のインテリアとの組み合わせによりエレガントな空間が演出されている。

新グレード“Ti“はダークタービンデザインを取り入れた18インチアルミホイールやボディ同色のエクステリアミラーハウジングといった専用パーツにより、エレガントな佇まいに
インテリアでも、この“Ti”専用となるグレーオークウッドパネルや、滑らかな風合いのナチュラルレザーシートを採用する

■クアドリフォリオにはレザー/アルカンターラのステアリングやカーボンバケットシートを採用

 さらにオートハイビーム機能付のバイキセノンヘッドライト、ステアリングヒーター付スポーツレザーステアリングホイール、ナビゲーションシステムや地上デジタルTVチューナーなどのアメニティ装備のほか、トラフィックジャムアシストやハイウェイアシストシステムなど、先進の運転支援装置も標準で装備される。

 今回の仕様変更では、従来からラインアップされるVeloce(ヴェローチェ)とQuadrifoglio(クアドリフォリオ)でも装備の充実化が図られ、ヴェローチェでは、ブラックのフロントグリルやエクステリアミラーハウジング、ダークエキゾーストフィニッシャー、新デザインのアルミホイール(19インチサイズ)を新たに採用。さらにリミテッドスリップディファレンシャル(LSD)が新たに搭載され、スポーツ性能がさらに強化された。

 一方、跳ね馬譲りの2.9リッターV型6気筒ツインターボを搭載するクアドリフォリオでは、ブラックテールライト、レザー/アルカンターラ巻きステアリングホイール、高いホールド性と快適性と軽量化を両立したスパルコ製カーボンバケットシートが新たに採用されている。

 2.0リッター直列4気筒直噴ガソリンターボを搭載するTiの価格は554万円となり、同じくヴェローチェが624万円に。そして最高峰クアドリフォリオは1287万円(いずれも消費税込み)となっている。

シート色には専用のタンが設定され、ブラック基調のインテリアとの組み合わせによりエレガントな空間が演出されている
クアドリフォリオでは、ブラックテールライト、レザー/アルカンターラ巻きステアリングホイール、高いホールド性と快適性と軽量化を両立したスパルコ製カーボンバケットシートが新たに採用

公式サイト:https://www.alfaromeo-jp.com/giulia/

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