住友理工、人とくるまのテクノロジー展2022 YOKOHAMA に出展

~CASE関連「センシング」「熱マネジメント」2領域の製品を出品~

住友理工株式会社(本社:名古屋市中村区、代表取締役 執行役員社長:清水和志)は、5月25日(水)からパシフィコ横浜(横浜市西区)で開催される「人とくるまのテクノロジー展2022 YOKOHAMA(横浜展示会)」に住友電気工業株式会社(大阪市中央区)、住友電装株式会社(三重県四日市市)と3社共同で出展します。

電気自動車(EV)の拡大や、自動運転車の技術進歩など「CASE※」への取り組みが加速し、自動車産業が大きな変革期を迎える中、当社はコアコンピタンスである「高分子材料技術」「総合評価技術」を駆使し、新たな製品や材料の研究・開発に積極的に取り組んでいます。

本展示会では、特に「C:Connected」「A:Autonomous」「E:Electric」に関わる当社グループの製品を展示します。

「Connected」「Autonomous」に貢献する製品として、センシング領域である、モニライフシリーズ「モニライフ・モビリティ(ドライバーモニタリングシステム)」「モニライフ・ウェルネス(バイタルセンサー)」「モニライフ・プラットフォーム(クラウドサービス)」を出展。「Electric」に貢献する製品では、熱マネジメント領域の、「薄膜高断熱材:ファインシュライト」「電池セル間断熱材」「耐火絶縁カバー」を展示予定です。

※「C:Connected(つながる)」「A:Autonomous(自動運転)」「S:Shared & Services(シェアリング)」「E:Electric(電動化)」

<開催概要>

<展示品紹介>

CConnectedAAutonomous対応 モニライフシリーズ

>>モニライフ・モビリティ(ドライバーモニタリングシステム)

当社独自開発の「SRセンサ」をクッション形状に加工してシートの座面に設置し、「SRセンサ」で計測した座面の圧力変化から、座るだけでドライバーの心拍・呼吸状態および体の動きなどを検知します。測定値から、疲労や居眠り、急病予兆などドライバーの状態を推定し、警告や運転支援システムの作動、外部への通報などのサービスへとつなげます。

> >モニライフ・ウェルネス(バイタルセンサー)

モニライフ・ウェルネスは、就寝時などにバイタルデータを計測することを目的に開発した製品です。薄くて柔らかいのが特長で、マットレスに置いて寝るだけで使用可能となり、就寝を妨げることはありません。

> >モニライフ・プラットフォーム(クラウドサービス)

イメージ

モニライフ・プラットフォームは、モニライフ・モビリティやモニライフ・ウェルネスなどで測定したバイタルデータを蓄積・解析するためのクラウドサービスです。大学との共同研究で開発した独自アルゴリズムによって、「睡眠の質」や睡眠状態も推定することが可能です。

EElectric対応

> >薄膜高断熱材:ファインシュライト

高分子材料技術を応用し、空気が動けないほど微細な、ナノサイズの細孔を持つ高断熱フィラー(シリカエアロゲル)を塗料化。不織布、成形樹脂などの基材にコーティングすることで、静止空気以上の高断熱性を発揮します。モビリティがEV化すると、すべてのエネルギーを電気で賄うことになるため、冷暖房の効果を高める本製品は、航続距離の延長に貢献します。車載用のほかに、フードデリバリー・コロナワクチンの輸送などですでに採用実績があり、多様な分野での活用が期待されています。

> >電池セル間断熱材

ファインシュライトのバインダー配合技術をさらに発展させ、数百℃の高温に耐えられる断熱材をEVのリチウムイオン電池向けに開発。セルが異常に発熱した際に、隣接するセルへの熱連鎖を抑制し、車両火災につながるような大事故を回避する役割を担います。顧客の要求に応じて、断熱性能や硬さなどの特性を調整し、最適化を図ります。

> >耐火絶縁カバー【初出展】

1,000℃の炎に10分間耐えることができる、難燃性・耐火性を兼ね備えた素材を用いたカバーです。EVなどの電池のカバーとして使用することで、万が一の事故や火災時に、乗車者の安全性を高めることに貢献します。

以 上