バスケットボール男子の長崎ヴェルカは18日、Bリーグ2部(B2)に昇格する2022~23年シーズンの新体制について、7月1日付で現アソシエイトコーチの前田健滋朗氏(31)をヘッドコーチ(監督)に起用すると発表した。代表取締役でゼネラルマネジャー(GM)を兼任してきた現監督の伊藤拓摩氏(39)はGMに専念する。
前田氏は大阪市出身。早大大学院を卒業後、15年から3年間、B1・A東京でコーチを務めた。18、19年は豪州のチームで経験を積んで帰国後、B1秋田のコーチで2シーズンを送り、21年5月にヴェルカへ加入した。
長崎市内で会見した前田氏は「大きな責任を感じている半面、すごくわくわくしている。見ている人が心の底から感動を得られるようなチームにしたい」と意欲を示し、新シーズンに向けて「B1昇格、B2優勝を目指すが、優勝を誰とどこでやるのか。ホームで私たちを取り巻く人たちと喜び合えれば」と抱負を述べた。
同席した伊藤氏はGMに専念する理由について▽選手・スタッフの育成や環境の発展▽新たな人材開拓▽事業面での底上げに一層注力-とした上で「役割のアップデート。この体制でチームはさらにレベルアップする」と自信をのぞかせた。
来季B2昇格 長崎ヴェルカ 新監督に前田氏 伊藤氏はGM専念
- Published
- 2022/05/19 11:00 (JST)
- Updated
- 2022/05/20 12:46 (JST)
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