副反応少ないノババックス製、福井県6月から集団接種 新型コロナワクチン

 福井県は6月から、米バイオテクノロジー企業ノババックスが開発した新型コロナウイルスワクチンの集団接種を実施する。これまでの3種類のワクチンとは仕組みが異なり、アレルギーや副反応が少ないとされる。杉本達治知事は5月17日の会見で「副反応の心配から接種を控えている人に検討してほしい」と話した。

 会場はエルパプラス(福井市大和田2丁目)。県内在住の18歳以上で、1回目接種の人、1回目接種から3週間経過した人、2回目接種から6カ月経過した人が対象。過去に接種したワクチンの種類は問わない。

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 接種日程は6月4日(定員80人)、18日(同150人)、25日(同150人)。接種時間は各日午前9時~正午と午後2~4時。7月以降も実施する予定。

 また6月4、25日、医療従事者らを乗せたバスによる接種も実施する。場所はアル・プラザ鯖江東側出入り口(鯖江市下河端町)。各日午後1時~4時。18歳以上の3回目接種で、米モデルナ社製ワクチンを使用する。定員は各100人で、このうち20人は予約なしの当日受け付けが可能。

 いずれの接種も予約はウェブ(「福井県 集団接種」「福井県 ワクチンバス」で検索)と予約サポートセンター=電話0776(20)0798=で受け付ける。

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