ソニーマーケティング、AIリアルタイム字幕生成システム「もじぱ」へAI音声認識システム提供開始

ソニーマーケティング株式会社は、株式会社TBSテレビ(以下:TBS)が株式会社トラフィック・シムを通じてテレビAIリアルタイム字幕生成システム「もじぱ」の販売を開始するにあたり、同システムへのAI音声認識システムの提供を2022年5月20日から開始する。

もじぱは、ソニーマーケティング開発のAI音声認識システムとTBSの字幕システムを連携し、音声からリアルタイムで自動的に字幕を生成する。担当者は生成された字幕を「もじぱ」のディスプレイ上で確認し、必要に応じて内容を微調整するだけで、正確な字幕を付与することが可能という。

今回提供が開始されるAI音声認識システムは、ソニーが培ってきた音声解析技術を活用し、「もじぱ」に最適化。主に、報道番組での活用に適した音声解析技術を採用しているほか、日本語に対する高い認識精度が特長だという。2019年10月から1年間、TBSとシステムの有用性を検証する実証実験を行い、95%以上の認識精度が実証されたことから、2020年11月にTBSで正式に採用されている。

「もじぱ」画面イメージ

もじぱは、スピーディーな操作が求められるリアルタイムでの字幕生成をサポートするため、タッチパネルによるUIを搭載。ディスプレイ上の文字をタッチするという直観的な操作で、自動生成された字幕の修正と送出が可能だという。

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