「キングオブコント2022」エントリー開始。男性ブランコ、蛙亭、そいつどいつ、かが屋、うるとらブギーズらが出場表明

2008年にスタートし、毎年TBS系で決勝戦を生放送している、コント日本一を決める大会「キングオブコント」。その2022年大会へのエントリー受付が開始され、いち早く出場を表明した芸人たちによる「エントリー表明記者会見」が開催された。

昨年、トップバッターながら強烈なネタを披露し、注目を浴びた蛙亭(中野周平、イワクラ)、昨年初の決勝進出を果たしたそいつどいつ(市川刺身、松本竹馬)、同じく昨年初の決勝進出にして準優勝という快挙を成し遂げた男性ブランコ(浦井のりひろ、平井まさあき)、「キングオブコント2019」ファイナリストのかが屋(加賀翔、賀屋壮也)、昨年まで3回連続で決勝に進出しているうるとらブギーズ(佐々木崇博、八木崇)の5組が集結し、それぞれ今大会への思いと意気込みを述べた。また、昨年大会で男性ブランコと同率準優勝のザ・マミィ(林田洋平、酒井貴士)からも出場表明のコメントが届いた。

昨年の大会では、優勝した空気階段が歴代最高得点をたたき出したほか、即席ユニットの参加が可能になり、「M-1グランプリ2020」準優勝の“おいでやすこが”をはじめ、チョコレートプラネットとシソンヌの“チョコンヌ”、間寛平と村上ショージによる“ヤギとひつじ”、片桐仁と青木さやかの“母と母”など、多くのユニットが出場し話題を呼んだ。今年も即席ユニットでの出場が可能となっているほか、よりコントの世界観を表現できるよう、2回戦のネタの披露時間が2分から3分に変更されている。

蛙亭は、優勝賞金の使い道について「相方の中野は今年結婚して、しかも最近10万円の靴も買って、まるで優勝しているような私生活ですが、私は『キングオブコント』でしっかり優勝したいので頑張りたいです。優勝賞金1000万円をもらったら、地元・宮崎で親にいい家を建ててあげたいです」(イワクラ)、「僕は大型免許を取ってハーレーを買って、それで全国ツアーを回りたいです(笑)」(中野)と思いを明かす。

そして、「ライバルは、前にユニットライブも一緒にやったことがあるニッポンの社長さんとロングコートダディさんですね。昨年は同期の空気階段が目の前で優勝して『かっこいいな』って思いましたし、優勝はできなかったんですけど『ナイストップバッター』とか、いろいろ褒めていただいたので…去年の勢いのまま、今年は絶対優勝します!」と張り切っている。

そいつどいつの市川は「去年優勝した空気階段さんは、高円寺で一緒に頑張ってきた先輩で…優勝した時、商店街に『高円寺芸人 鈴木もぐらさん おめでとう』って垂れ幕がかかったんですけど、あれはもともと僕が商店街の人と『僕が優勝したら垂れ幕を立てます』って言ってたんです。優勝したのが同じ高円寺芸人のもぐらさんだったばっかりに…全部張り直してました(笑)」とエピソードを披露。

そして、「前回8位という結果に終わってしまったんで…今年は『キングオブコント』に優勝するためのライブっていうのを始めて、新ネタは仕上がってますよ! あと去年は事前番組でダウンタウンの松本人志さんに『そいつどいつは前から知ってて面白い』って言われて…松本さんが面白いって言ってくれているってことに満足しちゃったんで、今年はそれに満足しないよう頑張りたいです(笑)」と昨年のリベンジに燃えている。

男性ブランコは「去年準優勝したことで多くの方に存在を知っていただけて、大変ありがたく思います。(同局の)『ラヴィット!』(月~金曜午前8:00)にも出演させていただき、引っ越し企画の流れで高い買い物もさせていただきました。自腹ですが(笑)。『キングオブコント』は昨年の準優勝者が翌年最下位になるというジンクスがあるようですが、そこは同じく準優勝だったザ・マミィに徹底的に押し付けたいと思います」と笑わせる。

かが屋の加賀は「去年セミファイナリストだったにもかかわらず、このような舞台に呼んでいただきありがたいです。日頃の行いがいいので呼んでいただけたのだと思います。去年はテレビで決勝を見て、号泣しておりました。敗退した後に小説を出し、みんなからおめでとうと言われたことですごく癒やされました。今年も負けたら、またもう1冊出すかもしれません」と笑いつつ、「大きな声を出せるように、コンビでボイトレに週一で通っております。やはり、どぶろっくさんとかめちゃくちゃいい声で面白いので。今年は、本当に一生懸命頑張ります」と気合を込める。

うるとらブギーズは「去年は本当に悔しくて、それから今年の『キングオブコント』に向けてコントを作りまくっています。3年連続で決勝進出できているのですが、優勝したいという気持ちは年々強くなっており、今年こそは絶対優勝したいです! それで『キングオブコント』を卒業できればと思います(笑)。ライバルは、ななまがりですね。単独ライブ2日間で4公演、28本の新ネタをやってました。負けてられません!」と強い気持ちで大会に臨む。

ザ・マミィの林田は「去年、男性ブランコさんと同率で準優勝させていただきまして、ラジオでどっちが真の準優勝か決めようとパンスト相撲をしてみたりしたのですが、決着はつかずでした。今年は僕たちがぶっちぎりで優勝したいなと思っております。優勝して『キングオブコントの会』に出たい! あれ最高!」と夢のコント番組出場も狙う。

酒井は「去年、夢にまで見ていた決勝の舞台に立てて、芸人を志すきっかけになったゆうこりんさんにもお仕事でお会いできました。僕の夢はすべてかない、これからは余生だと思っていましたが、相方の林田さんはいまだ飛び出した実家に帰れていません。次は、僕が林田さんの夢をかなえる番です。相方のためにも優勝します」と宣言。続けて「とは言いつつも、僕は僕で、準優勝で調子にのり、生活の質を上げたら借金が膨らんでいました。一撃で返すなら、やはり『キングオブコント』優勝しかございません。つべこべ言いましたが、お笑いが大好きなので全力で頑張ります!」と奮起を誓っている。

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