25年国スポ、岡山県内開催へ スケートとアイスホッケー

岡山県庁

 岡山県は19日、2025年の県内開催へ誘致を進めている国民スポーツ大会冬季大会(現冬季国体)のスケートとアイスホッケー競技について、主催する日本スポーツ協会と文部科学省から正式に開催の依頼があったと発表した。会場のある岡山、倉敷市や各競技団体と協議した上で、7月上旬にも受諾する見通し。実現すれば近畿以西で初となる。

 県議会環境文化保健福祉委員会で報告した。4月25日に伊原木隆太知事宛ての開催要請書が届いたという。

 県の想定では、大会は1月下旬から2月上旬の10日間程度で、選手、スタッフら約1300人規模。競技会場は岡山国際スケートリンク(岡山市)とヘルスピア倉敷アイスアリーナ(倉敷市)を活用する。経費は約2億円と見積もり、うち1億円程度を県と両市で負担。5億~8億円の経済効果を見込む。

 県スポーツ振興課は「県内の冬季スポーツの発展につながるとともに、県の魅力を発信する絶好の機会。実現に向けて関係者と協力していきたい」としている。

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