上越まつり 主要行事3年ぶり実施 感染症対策講じ

 上越市の夏を盛り上げる一大イベント「上越まつり」は、新型コロナウイルス感染防止対策を講じた上で、2019年以来3年ぶりに主要な行事が実施されることが決まった。
 上越まつり委員会(事務局・上越観光コンベンション協会内)が19日に発表した。
 今年で47回となる上越まつりは高田祇園祭、直江津祇園祭(7月23~29日)と謙信公祭(8月20、21日)からなる。高田祇園祭は発輿祭および祇園みこし渡御のみを実施。またみこしの川下りも行う。
 直江津祇園祭は、例年行っていた諸行事について、規模を縮小して実施。大花火大会、町内屋台巡行、大民踊流し、お饌米奉納などの行事は、時間を短縮したり人数を最小限にしたりして行う。また幼稚園・保育園と小中学校のマーチングは、学校等と感染対策で検討中としている。
 今年で97回目の謙信公祭は、出陣行列・川中島合戦の再現は参加者を県内に限定し、合戦の構成内容を見直して行う。子どもみこしパレード、大民踊流し、みこし渡御は中止する。8月16日の春日山神社祭典、19日の前夜祭、20日の狼煙(のろし)上げや献納米合戦、武禘式等は実施する。

© 株式会社上越タイムス社