きょう20日(金)も全国的に気温が高く、広い範囲で汗ばむ陽気が続きそうだ。 30℃以上の真夏日になる所もあり、熱中症に注意が必要となる。また、天気は晴れや曇りの所が多いが、北海道や関東周辺では午後から天気が急変するおそれがある。晴れていても、急な雨や雷雨に注意が必要だ。また、梅雨空の沖縄では激しい雨や雷雨になる所がある見込み。
◆続く暑さ 30℃以上の真夏日も
きょうも気温が高く、日中は広い範囲で半袖の暑さとなりそうだ。きのうと比べると東日本や西日本では低い所が多いが、それでも軒並み25℃前後まで上がる見込み。北日本では平年より大幅に高く、最高気温は福島では30℃予想と真夏日となりそうだ。そのほか、富山は29℃、山形、岐阜、福井、鳥取などで28℃まで上がる見通し。東京、名古屋、大阪でも26℃まで上がる予想で汗ばむ陽気となりそうだ。湿度はそれほど高くはないが、まだ暑さに慣れていない時季であるため、熱中症には十分な注意が必要となる。
◆午後は天気の急変に注意
天気は沖縄では梅雨前線や低気圧などの影響で雨で、雷を伴って激しく降る所もありそうだ。大雨となる所があるため、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意、警戒が必要となる。
鹿児島など九州南部の天気も下り坂で、昼頃には雨が降り出す見込み。そのほかは雲が多めながら晴れ間のでる所が多いが、気温上昇や上空の寒気、湿った空気などの影響で大気の状態が不安定になることが予想される。
特に北海道では午後から雷の発生する確率が高く、急な雨や雷雨に注意が必要だ。また、関東周辺でも午後は内陸部を中心に天気が急変するおそれがあるため、空模様の変化に注意したい。
(気象予報士・多胡安那)