男子W杯史上初！山下良美氏ら女性3名がカタール大会で審判団入り

　12月に行われるFIFAカタールワールドカップで、男子の国際大会では初の山下良美氏ら３名の女性審判が採用された。

日本はドイツ、スペイン、大陸間PO勝者と同じ死の組に W杯組み合わせが決定

　国際サッカー連盟（FIFA）は19日カタールW杯を担当する審判員129人を発表し、すでに男子の試合で笛を吹いてきた女性審判員３名が男子の国際大会で初担当に。フランスのステファニー・フラッパール氏、ルワンダのサリマ・ムカンサンガ氏と共に、日本から山下氏が選出されている。山下氏は2019年のFIFA女子ワールドカップや2021年の東京オリンピックで笛を吹いたトップレフェリー。19年5月にはAFCアジアチャンピオンズリーグの下位大会にあたるAFCカップの主審を務め、AFC主催の国際大会史上初めて男子の試合で笛を吹く快挙を達成した。

　FIFA審判委員会のピエルルイジ・コッリーナ会長は、「これは数年前にFIFA男子大会に女性審判員を配置したことから始まったプロセスを締め括るものだ」と言及。「私たちにとって重要なのは質であり、将来的には女性審判が選出されるのが驚きではなく普通の事として受け止めらるようになればと願っている。彼女たちは常に高いレベルでパフォーマンスを発揮しているから、W杯に参加する資格があるし、それが私たちにとって重要な要素だ」と伝えている。