「確か公安の方から…」谷村新司、アリス北京公演で信じられない注意を受けていた

5月19日放送の「SONGS」(NHK総合)では、デビュー50周年を迎えるフォークグループ・アリスがゲストとして登場。アリス・谷村新司さんが北京公演での裏話を明かし話題を集めました。

(画像:時事)

■アリスが「SONGS」に登場

谷村新司さんは堀内孝雄さん、矢沢透さんとアリスを結成。1981年には、北京で「日中国交正常化10周年」を記念したコンサートを開催しました。

そして、有観客で開催されたこの日の収録では「アリス・イン・北京に参加しました」という男性と女性が登場。

番組責任者の大泉洋さんが「いっぱいいたんですか?日本から参加したっていう方も」と尋ねると、男性は「確かジャンボジェット機を貸し切りで行ったんです。たぶん200人か300人ぐらいのファンで行ったんじゃないかなと」とコメント。

大泉さんが「北京のライブは盛り上がったんですか?」と話を振ると、男性は「そうですね。すごく良かったですよね」と語ります。

また「最初はだってあれでしょ?中国の皆さんは知らないわけでしょ?アリスを」と質問する大泉さん。谷村さんは「知らないです」と返答。

さらに、大泉さんが「最初はちょっと様子を見ている感じはあったんですか?」と聞くと、谷村さんは「最初静かだったよね」と北京公演に参加した男性に問いかけます。

すると、男性は「そうですね。最初何か音を小さくしてみたいな感じから段々盛り上がってきたという」と振り返りました。

■「確か公安の方から…」谷村新司、アリス北京公演で信じられない注意を受けていた

一方で、谷村さんは「確か公安の方から『音量をあんまり大きく出さないで』って言われた」と当時の裏話を告白。大泉さんは思わず「そんなバカな!」と声を張り上げます。

続けて、谷村さんは「僕らが普段日本でやってる音量の半分ぐらいで最初やり始めて…。その時に客席にいた中国のみんなに鑑賞心得みたいなものが配られてて『拍手は胸の前で小さくしましょう』って書いてあったんですよ。そんな中で始まっていったんで『これこのまんまじゃダメだな』と思って音量を途中から上げてみんな煽っていったら最後はみんな総立ち1万人」と最後は大盛りだった事を明かします。

また、大泉さんが「やったな、アリスって感じでしたか?」と尋ねると、男性は「一体感ありましたねやっぱり」と明かしました。

今回の放送について、ネット上では「谷村さんの後ろで、笑顔や感慨深く頷いてるファンの方々に心から感動しました。互いが支え合って築かれた素晴らしき半世紀」「アリスな SONGS は良かった。見入ってしまった」「懐かしすぎて震えた久々燃えた」などのコメントが上がっています。

静かだったものの、最後は大盛り上がりになったというアリスの北京公演のエピソードに聴き入ってしまったという人は少なくなかったのではないでしょうか。

(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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