「潟舟」ラベル復刻 ひげ文字懐かしく 竹田酒造店

 大潟区上小船津浜の竹田酒造店(竹田成典社長)は創業以来1世紀以上にわたり親しまれた、ひげ文字の「潟舟」を復刻。13日から期間限定商品「純米吟醸原酒 ひげ文字ラベル」として販売している。
 「潟舟」のひげ文字は1866(慶応2)年の創業時から親しまれたが、「潟の字が読みづらい」との声を受け、25年ほど前に平仮名筆文字の「かたふね」に変更し、今ではそれが看板ラベルとなっている。

「潟舟」のひげ文字ラベルが復刻

 父の日(6月19日)のプレゼントにも考え、「古いものが今は新しい」と広報やウェブ、企画担当の竹田未貴さん(37)が発案。サンプルを作ったところ、年配の顧客や従業員から「懐かしい」と好評だったという。
 竹田さんは「レトロなデザインで目を引くと思う。味わいも力強いので日本酒が好きな方にはうってつけ」と話す。飲み方は常温で、焼き肉などにも合うという。
 720ミリリットル。税込み2200円。6月24日ごろまで販売する。問い合わせは同店(電025・534・2320)へ。

© 株式会社上越タイムス社