小池百合子知事も出席!都内で食のフェス「Tokyo Tokyo Delicious Museum」が開幕

20日、都内のシンボルプロムナード公園で、春の食フェスティバル2022「Tokyo Tokyo Delicious Museum」が開幕された。

22日まで行われる同イベントは、東京の優れた食の魅力を発信するグルメフェスで、今回が初開催となる。初日のオープニングセレモニーには小池百合子東京都知事も出席した。

小池知事は「イベントの会場には有名レストランや世界各国の料理、スイーツがありバラエティに富んだ食が集まっています。様々な食の担い手が日々研鑽しておられる技、味わいを多くの方に楽しんでいただきたいと思います」と挨拶した。

また、会場では視察中に新潟産の米粉を使って作った米粉パンを試食したということで、「小麦の確保が今、難しくなっています。ウクライナとロシアどちらも穀倉地帯が今、大変な危機にあるので、その影響が皆さんの食卓にも大きな影響を与えていという状況にあって、米粉の活用は大変効果的な代替品になります」と話した。

会場では、うな藤や日本橋 天丼 金子半之助など、和食の有名店やミシュランガイドに掲載されたフレンチの有名店なども出店し、初日は平日でありながら、お昼時には行列が出来る店舗もあった。500円で食べられるワンコインメニューから、3000円以上のコース料理までありと、選択肢の多さも魅力だ。

また、食の多様性に関しても今回はテーマになっており、タイ、マレーシアなどのアジア料理の他にも、メキシコ、アルゼンチンなど中南米の料理店の出店もみられた。ヴィーガン向けの店舗もあり、豆腐や大豆などを使ったハンバーガーやナゲットを販売していた「Righteous Burger」は、普段は店頭販売や飲食可能な店舗を持っておらず、Uber Eatsでの注文に特化しているそうだ。店のスタッフによると、7月末に行われるフジロックフェスティバルにも出店予定だそう。フジロック後、都内で店舗を構えようという計画もあるとのことだが、先に料理のみで勝負し、その後に店舗を持つ計画が立つ点に新しい食の多様性を感じる。(斎藤雅道)

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