自宅に放火した男に有罪判決 大分

自宅に放火した罪に問われている男に執行猶予付きの有罪判決です。

判決によりますと、大分市明野東の無職、小野耕二被告(54)は去年6月、80代の母親と住む県営住宅の自分の部屋にライターで火をつけた、現住建造物等放火の罪に問われています。

小野被告は起訴内容を全面的に認めていて、争点は量刑でした。

20日の判決で岩田光生裁判長は「他の居住者に被害をもたらしかねない」と犯行の危険性を指摘した一方で、「持病によって将来に不安を覚えた被告人の心情は、強く非難することは出来ない」として、懲役3年執行猶予5年の判決を言い渡しました。

弁護側は控訴しない方針です。

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