SUBARU(スバル)は19日、航空宇宙カンパニー宇都宮製作所(宇都宮市陽南1丁目)で製造中の陸上自衛隊新多用途ヘリコプター(UH-2)量産初号機の初飛行を行った。
同社のテストパイロットの操縦で宇都宮飛行場を離陸し、約30分間、周辺空域を飛行した。1機約12億円。20年間で約150機の納入が予定されており、2025年度までに26機を納入する。
同機は、米国ベル・ヘリコプター・テキストロン社と共同開発した民間向け最新型ヘリコプター「SUBARU BELL 412EPX」を共通プラットフォームに、陸上自衛隊向けの仕様で開発した。ブレードを4枚にし、エンジンを2機備えて航続距離、速度などの性能を高めた。