5月15日に告示された中野区長選挙には、新人の稲垣淳子(いながき・じゅんこ)氏(51)、現職の酒井直人(さかい・なおと)氏(50)の無所属2名が立候補しました。投票は5月22日に行われます。
本記事では稲垣淳子氏の経歴、政策についてご紹介します。
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福岡県生まれ、上智大学卒業。中野区議を3期連続で務める
稲垣氏は1970年福岡県生まれ、上智大学外国語学部卒業。会社員、翻訳業を経て、2007年の中野区議会議員選挙で初当選、以後3期連続で中野区議を務めました。
稲垣氏が掲げる政策とは
稲垣氏は自らのホームページにて以下の施策を公表しています。
1.サンプラザ跡地計画を見直します
現区長が進めるサンプラザ・ 区役所用地の売却は、区民にも議会にも説明がなく一方的に決められたものです。
新サンプラザが区民の利益となるような具体案も全くありません。事業者本位の計画でなく、将来にわたって真に区民の利益となるまちづくりに向けて、区がこれまで進めてきた開発手法の再検討を行います。
2.中野区独自の児童手当をつくります
現区長になり、中野区の出生率は23区最下位となりました。
区独自の児童手当を創設するなど、より子育てしやすい環境にします。
子ども達の居場所を守るため、現在の一方的な児童館削減計画を見直します。
3.平らな歩道をつくります
嗣道の段差をなくし、車いす、ベビーカー、かかとの高い靴でも安心して通れる道にします。
ユニバーサルデザインを推進し、障害者、高齢者をはじめ、誰もが自立した暮らしと活動ができるまちにします。
4.都立公園の設置に取り組みます
中野区は唯一、都立公園がない自治体です。
防災・親水機能を備えた水と緑のネットワークをつくります。
全国最下位を争う公園面積を増やし、遊び場、憩いの場、避難場所が少ない状況を解消していきます。
5.女性ももっと活躍できる中野区へ
女性ならではの視点、発想を政策に活かし、安全なまちづくり、子育て環境の充実を進めます。おひとり様(単身世帯)が多い中野区を安心して暮らし続ける街にします。多様な価値観を認め合い、常に時代の変化に対応できる区政にします。